「ちゃんと寝ると肌の調子がいい」——この感覚は科学的に正しいです。睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌細胞の修復と再生を促します。どんなに高価なスキンケアも、睡眠不足の前では効果が半減します。
睡眠中に起きていること
入眠後90分の「深いノンレム睡眠」の時間帯に、成長ホルモンが最も多く分泌されます。この成長ホルモンが①コラーゲン生成の促進、②肌細胞のターンオーバー加速、③紫外線ダメージの修復、を担っています。
40代以降は成長ホルモンの分泌量自体が減るため、この貴重な分泌タイムを無駄にしないことが特に重要です。
睡眠不足が肌に与えるダメージ
慢性的な睡眠不足はコルチゾール(ストレスホルモン)を増加させ、コラーゲンを分解します。さらに体内炎症を促進し、ニキビや肌荒れが起きやすくなります。目の下のくまも、睡眠不足による血行不良が原因のひとつです。
「忙しいから仕方ない」と思いがちですが、睡眠不足の蓄積は肌老化を確実に早めます。
睡眠の質を上げる5つの習慣
睡眠時間の確保と同様に重要なのが「睡眠の質」です。深いノンレム睡眠を増やすための習慣を取り入れましょう。
- ▶就寝1〜2時間前のスマホをやめる(ブルーライトがメラトニン分泌を阻害)
- ▶入浴は就寝90分前(深部体温を一度上げてから下げる)
- ▶寝室の温度は18〜20℃に設定
- ▶就寝・起床時間を毎日固定する
- ▶カフェインは14時以降に摂らない
寝る前スキンケアで相乗効果を
睡眠中の肌は水分を失いやすい(経皮水分蒸散量が増加)ため、就寝前の保湿が効果的です。化粧水で水分を補給し、ナイトクリームやバームで蓋をすることで、睡眠中の肌修復をサポートできます。
レチノールやペプチドを含むナイト用クリームは、夜の成長ホルモンと相乗効果を発揮します。